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鰻がダメなら穴子で・・・あなご専門店・「日本橋玉ゐ」

東京出張初日の夜のこと、仕事も終わって必要な買い物も済ませて、
待ちかねた夫からの一言 「何 食べたい?」  「鰻!!」  「いいねぇ~」
というわけで鰻を食べに行くことになった♪

「美国屋」は店仕舞していたので、高島屋の特別食堂に入っている「野田岩」へ。
クロークにコートを預け、各テーブルに薔薇が活けてあるエレガントな店内へ案内される。
座り心地の良い椅子に腰掛けて、メニューを開く至福の時。。。
しかしその瞬間、店員さんがスス~と近寄ってきて、

「お客様、大変申し訳ございませんが野田岩の鰻は20時で終了いたしました・・・」

「・・・・・。」 (クロークのおばちゃん、鰻はまだ大丈夫って言っていたのに~)

結局、店員さん達に深々とお辞儀をされながら、特別食堂を後にする私たち。
「どうする?たいめいけんでも行く?」 「でもやっぱり鰻が・・・」 「そうだよな~」

一度これを食べるっ!と思うともう他のものは全く受け付けない時ってありませんか?
その時の私たちはまさにその状態。
鰻難民と化して、三越前方面へとぼとぼと歩く私たちの目に入ったものは!!
(前置きが大変長くてすみません・・・)

「江戸の味 あなご専門店」と紺地に白抜きで書かれた暖簾と、一軒の日本家屋。
古い看板には、日本橋玉ゐの文字が。
店内をのぞくと、何やら鰻重のようなものを美味しそうに食べる人々の姿が。
疲れのピークに達していた私たちは 吸い込まれるように店内へ。。。

メニューによると、天然物のあなごを使った箱めし(鰻重のあなご版のようなもの)
がメインらしい。仕上げ方法として、煮上げと焼き上げのどちらかが選べる。
中箱(香物・お椀付きで2,800円)だと、二通りの味が楽しめるという店員さんの
案内で、それに決定!
そしてついに箱めし登場!塗りのお盆にはネギ・山葵・白ゴマの薬味・擦り柚子・お茶碗も乗っている。店員さんの説明によると、お好みの薬味を乗せて食べ最後はだしでお茶漬にするのがお薦めらしい。まさに櫃まぶしのあなご版!

さてまずは煮上げから・・・ふんわりしたあなごにちょっと甘めのタレがからんで美味しい♪
あなごの柔らかさが存分に楽しめる。山葵を付けて食べても、さっぱりして良かった。
焼き上げも香ばしい香りが食欲をそそって、どんどん食べ進んでしまう。

ご飯も少なくなって、最後のお楽しみお茶漬けにする。店員さんに頼むと熱々のだしを
持ってきてくれる。薬味を乗せて、だしをかけてさらさら~と。。。
さっぱりとしていて、美味しい。大満足♪ 鰻欲?もすっかり解消された。

ここは器も素敵だった。特に木製の蓮華のようなスプーンは食べやすくて気に入った。
ちなみに可愛いお箸はお持ち帰り出来ます。

鰻がダメなら穴子で・・・あなご専門店・「日本橋玉ゐ」_f0075086_0383668.jpg

撮影するのを
忘れたので、
頂いたお箸とお店にあったパンフを載せてみました。
あなご好きの方、おススメです。
by platinum24 | 2006-02-22 01:07 | グルメ(東京)
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